2001-2023に渡る日本と中国の女子選手の対戦成績

2001-2023に渡る日本と中国の女子選手の対戦成績を、国際卓球連盟(ITTF)のデーターベースに基づいて見やすく纏めた。当該期間に開催された世界選手権団体戦女子日本代表24名とその中国人対戦相手99人の対戦成績を調べた。更に、対戦試合の中からジュニアやユースの試合を除去したシニアの試合の対戦相手84名に対する対戦成績を調べた。そして、最後に、シニアの試合の対戦成績を、第1キーを勝ち数、そして第2キーを負け数として順位付けし、成績上位日本選手11名と中国選手40名を選んで対戦表を作成した。
1.シニアの試合の対戦成績を、第1キーを勝ち数、そして第2キーを負け数として順位付けし、成績上位日本選手11名と中国選手40名を選んで対戦表を作成した。こうして作られた対戦表からは、ジュニアやユースの試合、及びWTTの格式の低い試合や予選の結果は除去されている
上記対戦表における勝敗数は、2001-2023の全期間に渡る結果の総和になっている。そこで、各年次の勝敗数を見やすくするために年次ごとの勝敗グラフも作った。
2.次に、上の図表を作るためのもととなったデーターを示す。2001-2023に渡る日本と中国の女子選手の全試合(ジュニアやユースの試合も含める)対戦成績を纏めた。日本女子は、当該期間に開催された世界選手権団体戦日本代表24名で、中国選手は対戦相手99人である。この図表は、多様な選手の活動報告としては歴史的価値がある。しかし、ジュニアの試合の勝敗とITTFの格式の高い試合の勝敗が混在していて、日中の主力選手の力の差が分かりにくいと言う欠点が有ることに注意。
3.次の図表は、上記24名の日本選手の試合の中から、ジュニアやユースの試合を除去したシニアの試合の対戦相手84名に対する対戦成績を調べたものである。この図表の欠点は、ITTFの格式の低い試合や予選での勝ち数が格式の高い試合の勝ち数と混在していることである。世界ランキングの高い選手は格式の高い試合にしか出場できず、試合数が少ない、そして対戦相手もはじめから高レベルである。世界ランキングの低い選手の方が格式の低い試合や予選から出場して勝ち数を稼ぐ機会が多い。その点に注意して図表をみて頂きたい。
4.全試合について、年次ごとの勝敗の中身を精査するために詳細表(2001-2015, 2016-2023)も作った。そこには、対戦相手の名前と、試合情報を示す数字が表の右端に書かれている。数字は、各選手に関するITTFの大会情報のリストの何番目の行にあるかを示している。ただし、この行情報を有効にするためにはITTF情報を年次に従って昇順にソートしておく必要がある。WRという欄には、当該年の4月に於ける中国選手の世界ランキングが記されている(トップ10のみ)。